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ほぼ初めての東京

東京に行ってきました。

修学旅行以来のほぼ“初めての東京”でした。この間に東京に対するイメージはどんどんと大きくなり、人が多すぎて身動きが取れない、電車は複雑で目的地に辿り着けない、だから一人で移動をする、街を歩くなどとてもじゃないがムリだと思って来ました。

 

“初めての東京”は洗練された都市でした。

あれだけの膨大な人たちが滞ることなくスムーズに流れ、次々にやって来る電車が時間通りに目的地へ人を運ぶ、それは大げさかもしれないが別世界の光景でした。実際にこわごわと歩き出してみると、ぶつかったり迷ったりすることもなく目的地に着くことができ、テレビ等で見慣れた場所に立って居ることに不思議な思いになりました。

 

東京に行って考えたことは、長い年月の中で、数十億、数百億‥の膨大な人たちが行き交い、ここに通路、線路を、ここに道案内や注意の表示を、曲がり角度はこうしたほうが‥と岩石が川の流れで丸く磨かれた石になっていくように、人が動きやすい、暮らしやすいようになってきたこと。これが洗練された都市東京だということでした。

 

新幹線が駅に着いた時、京都タワーがいつもよりおっとりとした姿に見え、街の中にはゆっくりとした時間が流れていました。 (H