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日新

私が大事にしている座右の銘は「まことに日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」です。今日という日は、天地開闢以来、初めて訪れた日である。それは全ての人に平等にやって来る。我々は昨日の時間をいま取り戻すことは出来ないし、明日の時間をいま使うことも出来ない。ただ、今日の時間をいかに使うかが問われているわけです。

今年、4月から大学の通信教育課程に入学しました。昔、卒業した大学の1、2年生の単位を認定してもらえたので3年生から編入することが出来ました。

コロナ禍が3年余り続き、昼間の大学に入学された若い学生さん達も対面授業が出来ずオンライン授業を受けていたようです。

通信制の大学は、履修科目を主にテキストで学習しレポートを作成します。レポートが合格すると単位を取得するための科目習得試験を受けることになります。試験は大学本部(東京)やサテライトキャンパス(大阪)、Webで自宅も受けることが出来ます。

また、一定の単位をスクーリング(大学での対面授業)で取得しなければなりません。入学後の準備としてPCの環境整備、Webカメラ、Zoomが必要になります。最初は、学習を始めるにも要領が分からず困っていると、各地域の学生会へ入会すれば仲間同士でフォローしてもらえることが分かり早速入会しました。どなたも入学当初は、同じ悩みを持っているようで、私も解らないことの多くを学生会の先輩から教えてもらうことが出来ました。

専攻は、心理学です。取り敢えず6月の単位習得試験を目指し3科目のテキストを3回熟読してから、レポートを作成し大学に送りました。結果は3科目とも何とか合格でき6月下旬の試験を受けることが出来ました。

Web試験ですので60分の時間が与えられ、始まると時間は止められません。

選択問題が半分、あとは全て設問に対して450字程度で答えなければならない記述問題でした。時間配分が分からないまま、時間がどんどん過ぎて行きました。2科目は辛うじて時間内で終わることが出来ましたが、1科目は、最後の記述問題で時間がなくなりました。

各試験の間に10分ほど休憩を挟みましたが、合計3時間の試験は疲れました。

こんな感じで学習を始めていますが、67歳の手習いとしてはかなりのボリュームです。

しかし、若い頃は苦しかった学習も、現在は意外と楽しく感じられ、毎日時間を惜しんでテキストを読んでいますが、意外に頭によく入ってきます。この感覚は予想していなかったので大変驚いています。若い時は知らないことを学ぶのですから簡単に頭に入らなかったと思います。しかし、長い人生で蓄えた知識や経験がかなり後押ししてくれている様に思います。

この感覚は、今後2年間の学習を助けてくれ私自身楽しみながら学べそうに思います。学生会の仲間との懇親会も多く、新たな人との出会いを楽しみにわくわくしています。

卒業すれば2つ目の学位と認定心理士の資格がもらえるようです。

因みにこの大学に4月に入学した60歳以上の新入生は、80人おられるようです。へこたれずに頑張りたいと思います。

 

 

スタッフ 早川繁好