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「鬼滅の刃が人気」

 「鬼滅の刃」が人気で劇場版映画の興行成績歴代2位、288億円、コミックスは発行部数1億2000万部を突破したそうだ。連日マスコミに取り上げられ、コンビニやスーパーの店頭には関連グッズがたくさん並び、目にし耳にしない日がないほどである。

 

私はアニメと言えば(アニメではなくマンガと言ってましたが…)オバケのQ太郎や天才バカボンの世代で、それ以降はアニメや漫画にはほとんど関心なく過ごしてきました。そんな私が今「鬼滅の刃」ブームを少し楽しませてもらっています。

 

40年近くアニメには縁がなかった私が「鬼滅の刃」に出会ったきっかけは、OBの利用者さんでした。ちょうど1年前、本屋さんに勤める彼から「無茶苦茶忙しかったんです」と耳にし、よく聞いてみると「鬼滅の刃」のコミックがすごい勢いで売れていて、それを買いに来るお客さんや問い合わせの対応で多忙を極めていると。「鬼滅の刃すごいんですよ」と言うので、それってどんなものなんだろうと「キメツのヤエバ?」「キ・メ・ツ・ノ・ヤ・イ・バ」と何とか聞き取りメモを残しておきました。TVアニメを見る機会に恵まれせっかく教えてもらったので1回だけ見ておこうと見始めたのですが、その後は夢中になって見続けていました。さすがにグッズを買ったりまではしていませんが、これほどのめり込むとは想像もしていなかっただけに自分でもびっくりしています。

 

これまでの私はあまり流行を追ったり、話題についていくことが少なく、ましてやアニメなどには目を向けることもなかったのですが、利用者さん(私よりかなり若い方)とのお付き合いでこれまでだったら触れることのない情報、新しいことに沢山出会うようになりました。じゃあ一度調べてみよう、見てみよう、読んでみようと新しいものに触れるのですが、おかげで随分と楽しい思いをしたり、勉強になったり、また視野が広がったりしています。新しい出会いに感謝です。次にどんなものに出会えるのか楽しみにしながら、それらを受け入れられるだけの柔軟さだけはいつまでも持っていたいなと思っています。

 

先週末に本屋さんに寄ったところレジを先頭に30人は並んでいたでしょうか、何事かと思ったのですが、その日は「鬼滅の刃」最終巻の発売日でした。忙しく動き回る店員さんを見て、無茶苦茶忙しい思いをしながら働く彼の姿を想像していました。

 

写真は利用者さん達と清掃に行っている教会の庭です。今年も夏みかんがいっぱい実りました。