12月になりました。

月日が経つのは早いもので、もう12月です。

師走です。年末です。

一気に寒くなりましたが、皆様いかがおすごしでしょうか。

 

今回は、「思いを伝えること」をテーマに書いていこうと思います。

思いの伝え方は様々で、「自分で伝える」、「人を介して伝える」、「言葉で」、「表情で」、などなど、状況や相手によって変わることもあります。場合によっては、だれかに間に入ってもらうことでスムーズに伝わることや、言葉よりも表情や態度・仕草でのほうが効果的に伝わることもありますが、先日改めて感じたのは、伝えたいことがある本人が、言葉で自分の気持ちを伝えることの大切さでした。

先日の11月22日、法人設立の記念パーティーがあり、たくさんの方にご協力・ご参加をいただきました。そらいろのメンバーが中心のバンドで盛り上がり、楽しいパーティーであったとともに、皆様からはひとしく、「講演とOBさんのスピーチが心に残った」という感想をいただきました。どちらも、ご自身の経験に基づき、発症当時からを振り返ってのこと、悩み苦しんだこと、それを乗り越えて次に進み、また悩むことがありながらもそれ以前の経験を活かして、また乗り越えてきていることなど、その時々や今の思いなどを話してくださいました。

ひとに話せるということは、誰にも言えない、話せないというよりは良いこともありますが、必ずしも楽なことではないと思います。自分の過去や気持ちを引き出して話すことは、しんどいことでもあります。

しかし、だからこそ大切なことであり、より思いは伝わるのかもしれません。

誰かが書いたセリフではなく、自分で自分の気持ちを書き、自分の言葉で伝えてくださいました。

そして、その言葉と思いは、その場にいた方々の心に残りました。

理屈では、「自分の言葉で思いを伝えること」は大切だと知っていたつもりでしたが、理屈は実感に勝てません。

どこかで誰かが言った言葉ではなく、目の前で本人が思いを伝えることが、こんなにも深く強く残ることを実感し、それがまた伝わった方々からの言葉で、こちらに伝わっています。

 

こうして書いている自分自身、伝えたいことを細かく伝えようとして、あれこれ話すぎ、うまく伝わらないことが多いです。

「言った」「話した」ではなく、「伝わる」ことを大切にしていきたい。

この文章を見る限りは、まだまだ遠いなと、実感してます。